土地の準備
せっかく理想のマイホームを手に入れたもの、土地の地盤がわるかったため、数年後には、大変なことに・・・と言ったことはさけたいものです。
後で後悔しないためにも、すべての基盤となる「土地」を購入する際には慎重に安全な土地を選びましょう。
ここでは、土の種類と安全な土地を見極める方法を紹介します。
地盤の良し悪しは、『その土地がどのような種類の土からできているか』が大きなポイントになります。砂や粘土、火山灰や盛土など、それぞれの土の特徴を覚えておくことが非常に大切なことです。表は、おおよその土の評価です。詳細については、地盤調査を行うことが必要です。
粘土 | 砂 | 石ころ | 火山灰 | 盛土 | |
---|---|---|---|---|---|
粒の大きさ | 小 | 中 | 大 | 赤~黄褐色の粘土 | ミックス |
評価 | × | △ | ○ | ○ | × |
さて、お客様の住んでいる場所または、購入したい土地は、『安全な土地』といえるものでしょうか?
日本は、小さな島国、土地が少なく昔から田んぼや崖地に家を建てるケースが増えています。
地盤が悪いと判断された場合には、地盤を改良する地盤補強工事が必要となる場合があります。この工事を行うことで当初予定していた住宅購入資金をオーバーしてしまったケースがよくあります。
一生に一度の買い物です。その時だけの安さを選びますか?それとも一生の安全を選びますか?
資金計画
住宅を新築するときは、手持ちの資金と相談しながら、本体価格や諸費用などを計算したおおまかな総額の目安、いくら頭金を用意していくら住宅ローンにまわすかなど、だいたいの目安を考えることが必要です。
多くの人が住宅ローンを利用して、頭金を用意すると思いますが無理は、禁物です。
病気や怪我など日々の生活で何がおきるか分かりません。昨今の不景気では、ボーナスが減る可能性も多々あります。無理に頭金として捻出せずに、半年~1年分ぐらいの生活費は、預貯金として手元に置いたほうが安心です。
家づくり費用の割合また、忘れていけないのが、税金などの各種費用です。これらのお金は、家の建築と同時に現金で支払うことになります。
建築依頼予定会社の営業担当者に。どれくらいの額がいつ必要になるかを事前に確認しておくことをお勧めします。
土地や建築にかかる本体工事費。電気工事、水道工事、外構工事などの付帯工事費。税金や引越し費用、家具家電などの諸費用も忘れずに、余裕を持った無理のない資金計画を立てましょう。
住宅ローン
住宅ローンを組むときの頭金の目安は購入価格の2割以上とするのが一般的といわれています。それは住宅金融公庫や銀行などの民間金融機関の住宅ローンも概ね購入額の 80%を融資限度額として設定しているからです。
もちろん頭金がなくても家を建てることはできますが、利息や月々の返済額が増えることになります。支払い総額でも大きな差となるため、必要な生活費は、しっかり手元に残しながら、少しでも多くの頭金を用意した方がおトクといえるでしょう。
ただ、住宅ローンは、月々返済できる範囲内で無理なく組むことをお勧めいたします。
住宅ローンの主な金利タイプには、固定金利タイプと変動金利タイプの2種類
固定金利タイプは、2年、3年、5年、10年等、借り入れ後金利が固定される期間を選択できます。固定金利期間終了後は、その時点の金利で改めて固定金利または変動金利からせん宅します。記入期間によっては固定期間終了後も一定の金利優遇が受けられる場合があるため、固定金利終了後の金利優遇の有無も大きなチェックポイントです。
変動金利タイプは、世の中の金利の動きに連動し金利が変化します。金利は半年ごとに見直されますが支払い金額は5年間変わりません。ただし、金利が上昇した場合毎月の見かけ支払い額は変わらなくても利息部分が多くなり元金がなかなか減らないということにもなりかねませんので注意が必要です。
住宅ローンの返済方法には、元利均等返済と元金均等返済の2種類
元利均等返済は、毎月の返済額は変わらず、返済額に占める元金と利息の割合がだんだん変化する返済方法です。返済当初は利息が多いため、元金部分の減り方は遅くなりますが、毎月の返済額が一定のため、プランを立てやすいのがメリットです。
元金均等返済は、元金部分を返済期間で割り、元金部分の残高に応じて利息部分を載せていく返済方法です。毎月の返済額は返済当初がいちばん多く、徐々に返済額が減っていく返済方法です。元利均等返済よりも返済方法が少ないのが魅力です。